なぜ、金に資産価値があるのか「限りある資源」

金には、安全資産というイメージがあり、経済危機や戦況悪化などの際に「有事の金」といって資産を金に移す行動が見られるほど、金の資産価値としての信頼の高さがうかがえます。

人類がこれまでの歴史で採掘してきたといわれる金の総量は、18万tといわれています。これは、競技用プール3.8杯分の量だと言われています。金の採掘は数千年以上前から行われており、近年では需要増加や採掘技術の向上により、採掘ペースは上昇しています。年間3000tほど採掘されていますが、世界に埋蔵されている金の量は残り5万tといわれており、現在のペースで採掘を続けていくと10年程度で枯渇してしまうと言われています。

つまり金は限りある資源なのです。

その希少価値の高さから、新たに採掘するのではなく、いわゆる都市鉱山からリサイクルして調達する流れが活発になっており、現在の年間需要のうち、3分の1はリサイクルによってまかなわれています。また、世界的にもサステナブルな社会を目指す動向が強くなっていることから改めて限りある資源である金に注目が集まっています。